エウブレナが成長するお話。1ページ目はヴァッカリオに「会議の進め方」を指導してもらう話。2ページ目はその成果を披露?してアルテミスVIII(ディアーナ)に褒められる話。
英雄庁のとある会議室にて、ハデスフォースのメンバーとディオニソスフォースのメンバーは険悪な空気を漂わせてにらみ合っていた。朝から始まった会議はすでに3時間をこえており、結論も出ないままにお互いの主張が真っ向から対立している最悪の状況であった。
議題は二つの区画に跨る半グレ集団の取り扱いについて、だった。その集団はディオニソス区とハデス区と半々で活動しており、割合としてはどちらの区の管轄とも言えた。
問題は、ディオニソス区とハデス区のルールの違いにある。ディオニソス区では堕落した英雄がトップを飾る通りに、他の区に比べて様々な面で「緩い」ルールが運用されている。対するハデス区では、冥府を司る神を戴いていることもあって、それなりに秩序だった厳しいルールが運用されていた。
つまり。端的に言ってしまえば、「見逃すべし」というディオニソスフォースと「ひっ捕らえるべし」というハデスフォースで意見の対立が起きているわけだ。その集団が二つの異なる区で暴れまわっているからこそ、である。ディオニソス区であればせいぜい警告程度だろうし、ハデス区であったらとっくに牢屋の中だ。
「だから、それは――」
ハデスフォースの事務官が声を荒げ、書類を手で叩きながら問題の集団の罪歴を読み上げる。対してディオニソスフォースは「それはそちらの罪状であり、こちらでは罪にはならない」との見解を繰り返し述べた。
ヒーローは悪を裁くだけではない。市民を守ることも、使命の一つだ。そして、ディオニソス区のルール内で「無罪」であるならば、半グレ集団は「守るべき市民」となる。ゆえに、ハデスフォースの意見には頷けないというのが正しい姿であり、その通りに信念を貫いている。
もちろん、その反対の立場であるハデスフォースとしては、早く半グレ集団を捕らえて区に平和をもたらしたい。それもまた、正しい姿であった。
「……チッ、話にならん」
「んだとぉ!? てめぇ、こっちの意見もろくに聞かずにべらべらしゃべってるクセによお!」
ハデスフォースの事務員が舌打ちしたのを聞きとがめたディオニソスXIIの副官、ウェスターがいきり立った。あわせて、同席していたディオニソスフォースの他のメンバーも、殺気を迸らせて椅子を蹴り飛ばして立ち上がる。
一触即発。その状態に、ハデスフォースのトップであるハデスIVことエウブレナは慌てて腰を浮かせた。
「お、落ち着いて――」
エウブレナの声はか細いわけではない、が、自信の無さが表れてしまい――ディオニソスフォースはもちろん、部下であるハデスフォースのメンバーの耳にも届いていないようだった。もう一度、声をかけないと、と焦りながら大きく息を吸う。
しかし、エウブレナが言葉を吐き出すことはなかった。一本のペンが、音を立ててテーブルの上に投げ出される。
「ウェスター、お前、少し黙れ」
張り上げた声でもなく、相手を威嚇する刺々しい声でもなく。いたって普通の声量で、普通の態度で。ディオニソスXII、ヴァッカリオが、静かに喋った。
たったその一言で、それまで熱気を孕んで一触即発だった会議室が、あっという間に静まり返る。立ち上がっていたウェスター達も小さく「すんません」とつぶやいて全員席についた。
誰も喋らない。ただ、ペンを放り投げて、テーブルに行儀悪く肘をついて頭を支えているヴァッカリオの動向に、全員が注目していた。
「休憩だ。昼休みもかねて1時間。飯は全員その間に済ませてこい」
吐き捨てるように言ってヴァッカリオが立ち上がる。静かな会議室内に、ヴァッカリオが椅子を引く音だけが響いた。背中を丸めてポケットに両手を突っ込んだまま、出口へスタスタと歩く。扉を開けたところで振り返ると、低い声で「ハデスIV、ついてこい」とだけ言い置いて出て行ってしまった。
呼ばれたエウブレナが慌てて、立ち上がる。そんなエウブレナを心配そうにハデスフォースの副官が止めようとしたが、エウブレナはそれを振り切ってヴァッカリオの後を追った。
ヴァッカリオの足は早い。すぐに小さくなる背中を追って小走りに走っていけば、自販機のある奥まったコーナーでヴァッカリオはぴたりと足を止めた。追いついて肩で息をするエウブレナには目もくれず、自動販売機で缶コーヒーを2本、買った。
「ほら、とりあえず飲め」
「あ……ありがとうございます」
ひょい、と投げられた缶コーヒーをキャッチして、エウブレナは居心地悪そうに首をすくめながらプルタブを引いた。コーヒーのいい香りが立ち昇り、そういえば会議中にほとんど水分をとっていなかったな、と今更思い出した。
「……あー……」
目の前で同じように缶コーヒーを片手に立っていたヴァッカリオが頭をぐしゃぐしゃとかきむしりながらうめき声をあげている。その後、コーヒーを一口分勢いよく呷ってよし、と小さく呟いてからヴァッカリオはエウブレナに向き直った。
「エウブレナ、はっきり言うが俺は俺で今回の件に思うところもあるし、さっきのぐだぐだになっちまった会議にイラついてるってところもある」
「は、はい」
ヴァッカリオは缶コーヒーの口を眺めながら、エウブレナに声をかけた。会議室で聞いた時ほど、威圧感があるわけではない。が、いつもの「優しい」ヴァッカリオでもないことは、エウブレナにもわかった。なんとか、怒りを抑えこんでエウブレナに向けないようにしている。だから、ヴァッカリオはエウブレナの顔から視線を外していた。
「……ったく、感情で動く人間がこういう役回りは向いてねえんだって。やっぱこういうのはお兄ちゃんとかさ……」
ぶつぶつ、エウブレナに聞こえない音量で呟くヴァッカリオ。エウブレナは緊張した面持ちで、コーヒーの缶を両手で握りしめながら、ヴァッカリオの様子を伺っていた。
「え、ええと……あの……先ほどの、会議のこと……」
「……ああ」
エウブレナが意を決して口を開けば、ヴァッカリオは重い溜息と共に深く頷いた。
「エウブレナ……いや、ハデスIV。この会議の結論はどうするつもりなんだ? まずは、トップで腹を割って話そうじゃねえか」
「っ!」
「いいか、俺達ディオニソスフォースとハデスフォースでは、意見が全くかみ合わねえ。そして、俺はディオニソスフォースのトップだから、当然、ディオニソスフォースの言い分が正しいと思ってる」
そこまで一度に話した後に、ヴァッカリオはようやくエウブレナを見た。優しい、後輩を見守るまなざしではなく――対立する相手を見定める、鋭いまなざし。エウブレナは潤したはずの喉が一瞬で乾くのを感じた。心臓の鼓動が、一気に早くなる。
「私は……」
「お前は? ハデスIV」
エウブレナは一度、目を閉じて深呼吸をした。ヴァッカリオが求めているのは、エウブレナ個人ではなく、ハデスIVとしての姿。それも、後輩ではなく、対等な同僚としての意見。深呼吸をしながら、ゆっくりと自分の中の意見をまとめあげる。
「私も、ハデスフォースのトップであり、ハデスフォースの意見が正しいと思っています。それは変わりません」
「なるほど?」
ヴァッカリオは缶コーヒーを一気に飲み干し、空いた缶を片手で悠々と握りつぶした。神話還りの中でも最強と名高いディオニソスXIIの力の一端を見せつけるように。
「正義がぶつかったなら、パンクラチオン。そうだったな?」
「!」
「やるか? ハデスIV」
くい、と顎で挑発するように窓の外を示す。ゴッドナンバーズ間で信ずる正義が異なった時。正義対正義を、パンクラチオンという形で実現する。それは、ハデスフォースのプライドを一身にエウブレナが背負い、最強のディオニソスXIIに戦いを挑むということであった。負ければ、エウブレナ……ハデスIVの名に傷がつくことはもちろん、「自分たちの信じる正義」を否定されたハデスフォースにも、ハデス区にも、正しさのプライドを折らせてしまうことになる。
エウブレナはひゅっ、と息を飲んだ。今、戦っても間違いなくディオニソスXIIには勝てない。それだけの力量差があることはエウブレナもわかっている。負けるとわかっていて、ハデスフォースの正義をすべて背負って、パンクラチオンに臨むのか。
少なくとも、今のヴァッカリオは明らかにエウブレナを対等の存在として扱っている。……逆に、対等だと思ったからこそ、パンクラチオンという提案をしてきたのだ。そうでなければ、今頃、エウブレナの振る舞いに茶化しを交えながら「指導」をしているだろう。
ヴァッカリオがエウブレナをじっと見つめている。次の一言を、じっと待っている。エウブレナは嫌な汗が背中を伝っていくのを感じて、ぶるりと震えた。
エウブレナは、もともと慎重な立ち回りを好んでいて、常に誰かの一歩後ろに控えて補佐役に回ることが多かった。特に、ヴァンガードでアレイシアやネーレイスと組むようになってからは。もちろん、誰かの影に隠れてのうのうとしているわけではない。だが、こうして一人のゴッドナンバーズとして、前面に立つには性格が向いていなかったし、そこを補うほどの経験も足りていなかった。
「私は……」
どうしよう、どうしたらいいのだろう。エウブレナは泣きそうになってしまう。午前の会議もうまくまとめることができず、二つのフォースの言い争いを仲裁しようと口を出しても、どうしても年上の先輩ヒーロー達に強く出れず、中途半端になってしまって。こうして、ヴァッカリオに詰め寄られても、アレス零やアポロンVIの様に胸を張ってパンクラチオンを受けて立つこともできない。
「わ、わたしは……」
でも、ハデスフォースのみんなの正義を曲げたくない。ハデス区の市民が信じている正義を、曲げたくない。エウブレナはコーヒーの缶が軋むほどに強く握りしめて、ぐす、と鼻を鳴らした。目に溜まった涙が、こぼれない様に必死に耐えているのはエウブレナのせめてものプライドだ。
「……あーもう! こうなるからほんと、おいら向いてないんだって!」
それまでの張りつめた空気を裂く様に、ヴァッカリオのひょうきんな声が響いた。驚いてエウブレナが顔を上げれば、ヴァッカリオは両手で頭を抱えて天井を見上げていた。
驚いたまま固まっているエウブレナに、ヴァッカリオはへらり、といつものような笑みを浮かべると、そっとエウブレナの頭をぽんぽんと叩いて自販機前のベンチに座るように促した。ヴァッカリオもエウブレナの向かい側に音を立てて乱暴に座る。
「はあ~……ほら、ティッシュやるから、とりあえず会議始まる前に泣き止めって」
「!!」
ヴァッカリオがポケットからどこかで貰っただろうポケットティッシュを取り出してエウブレナに放り投げた。受け取ったエウブレナだったが、そのポケットティッシュがずいぶんとくしゃくしゃに潰されていて、しかも透明なセロハンの中に埃が入っているのも見えて、貸してくれたのはありがたいけど、ちょっと嫌だな、と思ってしまった。が、そのまま返すのも何となく申し訳なくて、一枚だけ抜いて軽く目元を拭うにとどめておいた。
「まあ何から話せばいいのか、ってところだが……うん、あれだ。もし、お前がパンクラチオンをやるって言うなら、俺は本気で相手をした。それは間違いない」
「……」
エウブレナは黙って頷いた。それは先ほどのヴァッカリオの言葉からも、十分に感じ取れた。この人は、手を抜くような人間ではない、と。
「で、お前はパンクラチオンをやるか迷ったよな?」
「……はい。すみませんでした……」
「謝る必要もねえよ。……むしろ、パンクラチオンっつーのはそれぐらい慎重でいいもんさ。お題がお題ならなおさら、な」
ヴァッカリオは少しだけ遠い目をした。何を思い出しているのだろう、とエウブレナは少しだけ首を捻る。ディオニソスXIIが覚醒した時のパンクラチオンの事なのだろうか。あれも、本来はパンクラチオンに参加するアポロンVIの代わりに勝手に舞台に上がったのだという。その背景は誰もが語りたがらないが、アポロンVIが以前その話題になった時、エウブレナに困ったような笑顔と共に「ヴァッカリオは無茶をしたものだよ、私なんかの代わりに……」と話してくれた事だけを覚えている。
「パンクラチオンで賭けるのは己の正義。勝てば輝く、負ければ地に堕ちる。そりゃ、その正義がちょっとしたもんなら娯楽の範疇で済むだろうが……」
「大きな正義を……他人の正義をも背負って立っている私たちが、そう簡単にその正義を賭けるわけにはいかない」
「そういうこった。よくわかってるじゃねえか」
話す途中で口を閉じたヴァッカリオの言葉の続きを、エウブレナは自然と喋っていた。そしてその内容はヴァッカリオにとって合格点だったらしく、人によっては怖いと感じる切れ長の瞳を細めて、明るい笑顔を浮かべた。いつもの、後輩を見守る「優しい」ヴァッカリオの笑顔だった。
その笑顔に、エウブレナは緊張しきっていた心身が緩んでいく。無意識のうちにほっと息を吐いて、肩の力を抜いた。そのまま、口を開いて懺悔のように言葉を述べる。
「私では、ディオニソスXIIには勝てない、と思ってしまって……負けたら、ハデスフォースのみんなも、ハデス区の市民のみんなも、がっかりするだろうって」
「そりゃな」
ヴァッカリオはあっさりと肯定した。肯定したのは、ハデスIVに負けるわけがない、という傲慢なのか、それともハデスIVの負けはハデス区の市民に暗い影を落とす、という経験からのものなのか。どちらとも取れる、曖昧な態度をしながらもヴァッカリオは続けた。
「そんだけ、自分の力量をちゃんと弁えてるなら問題ねえだろ。……あれであの時、お前が、パンクラチオンをやるって言ったら……俺は、お前がちいっとばかし再起不能になるまで叩きのめすところだった」
脅すように低い声で囁くヴァッカリオは、冗談を言っている風でもなく。エウブレナは突然の寒気に、コーヒーの缶を片手に両腕をさすってしまった。
「それでお前が善戦して、敗北から何かを掴めるならそれはそれでいいと思ってた、ってところだ。……ただ、今回は、もうちょい穏便なやり方で何とかしてやりてえとも思っててだな……」
「穏便なやり方……」
エウブレナは目をぱちくりとさせた。今のヴァッカリオの言葉からするに。つまり、ヴァッカリオはどうやら最初からずっと今回の件を、エウブレナが成長する良いチャンスだと捉えていたようで。全く気付かなかった自分自身に、エウブレナは恥ずかしくなってしまった。
「うん、まあ、それで話は最初っていうか、会議に戻るんだけどな。お前、あの会議がぐちゃぐちゃになった時にさあ、仲裁に入ろうと何回か口を挟んでただろ」
「はい」
「なんでその時、俺に振らなかった?」
「え、それは……」
続きの言葉が出なくて、エウブレナは黙ってしまった。会議が始まってから、ヴァッカリオはほとんど喋っていない。ただ黙って意見を聞いていて、ディオニソスフォースの方から事実誤認の内容や、何か間違った報告があった時だけ、指摘のために発言していただけだ。
エウブレナは少しだけ、会議を振り返り、考えてみる。言葉にうまくまとまらないが、これが原因だろう、という感情がぐるぐると胸の中で渦巻いている。
「ま、敢えて口を挟まなかった俺も悪いんだけどな。本当なら、あんだけ意見が割れて紛糾してんなら、もっと早く口出しして軌道修正させるべきだったんだ」
ヴァッカリオが気まずそうに頭をかきながら言う。エウブレナの成長の機会だから、わざと黙っていた。本来なら、口出しをするはずなのに。ヴァッカリオが口出しをしなかったから、会議は着地点を見失い、お互いがお互いの意見だけを一方的にぶつける空中戦になってしまった。
エウブレナはそこまで振り返って、ようやく気が付いた。
「なぜ、私が振らなかったかといえば……頼りたく、なかったから」
「ほう」
「私の中では、あの会議は、ディオニソスフォース対ハデスフォース、みたいなところがあって。負けたくない、って思ったから、私がどうにかしなきゃ、って思って……」
最後まで言葉にすることができず、エウブレナは言ってから俯いた。視界の端に移る、蛍光緑をあしらったディオニソスフォースの靴が動く。のろのろ、と顔を上げた先には、ヴァッカリオが苦笑しながらも「ご名答」と口を動かしていた。
「そういうこと。お前は最初から、会議のありようを間違えてたんだ。あれは対決するためのものじゃない」
「ディオニソスフォースとハデスフォースが、お互いに歩み寄ってより良い……正義を、探すためのもの」
「そ。勝ち負けじゃねえし。そんで、お前だけがどうにかしないといけない、ってもんでもねえ」
ヴァッカリオはそう言って立ち上がった。す、と視線を動かした先を見れば、1時間の休憩はもう半分以上が過ぎている。エウブレナも残っていたコーヒーを慌てて飲み干して、ヴァッカリオに追従した。
「俺とお前の正義は最初からぶつかっちゃいねえ。……ディオニソスXIIは、ずっとお前の味方だったんだ、ハデスIV」
「……はい!」
エウブレナは大きく頷いた。何をしたらいいかわからなくて、右往左往していた午前中の自分を、コーヒーの空き缶と一緒にゴミ箱に捨てる。今なら、会議をどう決着させるように持っていけばいいか、どうやって自分のフォースメンバーを宥めればいいか、ディオニソスフォースの人達を説得すればいいか――ディオニソスXIIに、どうやって頼ればいいか。曇り空から差し込んだ光が、エウブレナに道筋を教えてくれる。
「ま、とりあえずは腹ごしらえだな。今頃、あいつらだって満腹になってちったあ落ち着いてるだろ」
ヴァッカリオが休憩を示したのはこの話をするためだけではなく。会議に参加しているメンバーの頭を冷やす目的も、ちゃんとあったのだ。エウブレナの歩幅に合わせて歩いてくれる、隣のヴァッカリオを見上げる。相変わらず、前髪を垂らして目元を隠し、猫背でのそのそと歩く姿はお世辞にもヒーローとは言えないが。
それでも、間違いなく、いつだってエウブレナにとってのヒーローであることは、間違いない。
「ところで」
「はい?」
「あのさ、おいら、お金ないんだよ。ねえねえ、エウちゃん、お昼奢ってくれない??」
「……は?」
「いや~昨日、ちょっと居酒屋に駆け込んで一杯だけ! のつもりで引っかけてたら飲みすぎちゃってさ~。財布空っぽなんだよね」
「……今日は、指導頂いたお礼もかねて、おごりますけど、次はありませんからね!」
「わーい! さっすがエウちゃん、よっ! ハデスIV!」
「……やっぱ奢るのナシにしてもいいですか」